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日々のこと、映画、旅の感想・思い出などを書き書きします  by さぶろー

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ロード・オブ・ウォー

lowmain.jpg

ニコラス・ケイジ主演の実在した武器商人をモデルにした映画。

テレビCMの「ランボーの銃ある?」「1,2,3全部あるよ」というセリフにかなりウケたので、てっきりブラックコメディ満載な、結構お気楽な映画かと思っていた。

めっちゃ後味悪し。

凄まじい社会派告発系ドキュメンタリー映画なんじゃないでしょうか。

low.jpg

思えば嘘と縁の深い主人公。両親はユダヤ系と偽りアメリカに移住。なぜか親父は本当のユダヤ教徒に(笑)。

「タダでも食いたくない」料理人の弟・ヴィタリーともに武器の闇取引という綱渡りを始める。
天性の才能を発揮して大もうけするユーリー。インターポールの手が迫る度、機敏に法の抜け道を見つけるのが見どころだ。
憧れの女性も嘘を駆使して妻にした。
が、弟はヤク中に…。


lordofwarbro.jpg

そのヤク中の弟を演じるジャレッド・レトがかなり良い。トム・クルーズ風のイケメンだ。

この映画の凄いところは救いがないところ。

ライバルの武器商人を殺すところとか、助けるかと思いきやズドン…。
家族愛に目覚めて、死の商人卒業かと思いきやリターン。
更正しかけた弟も結局闇取引の中で死なせる(いろいろ事情はあるが)。

主人公は結局欲望に負けてしまうというか、もはや本能の如く武器の闇取引に邁進する。
そして全てを失ってしまう。

lcl_lordofwar.jpg
冷戦崩壊後の混沌とし世界を飛び回るユーリー。

rosia.jpg
武器を横流しするロシア軍人(ちなみにユーリーの叔父さん。後で壮烈な爆死)


inta-po-ru.jpg
ユーリーを追うインターポール。しかし、いつも法の壁の前に主人公を逮捕できない。

ahurika.jpg
アフリカの独裁者。
ジャイアンみたいなやつ。最悪なのは、こいつが一国の大統領であること…。AK乱射しながらオープンカーに乗って暴走する息子とともに大暴れ。

アフリカをはじめとする紛争地域で実際に起こっていることばかりなので、本当に考えさせられる映画だ。

ラストでは、一部の武器商人だけの問題でないことを告発。

米露英仏中という国連常任理事国が、最大の武器輸出国であり、グレーゾーンも含めた取引で膨大な利益をあげているのだ。

観た後は、ちょっと凹んだ。それだけ突きつけるものがある映画だ。

決して楽しい映画ではない。
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映画 | コメント:3 | トラックバック:17 |
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この記事のコメント

はじめまして~♪
見た後私もちょっと凹みました。
ニコラス・ケイジの演技(というか味?)でユーリーという人物がそれほどイヤなヤツに見えないところがミソですよね。
人類が生まれてから争いのない時代なんてなかったことを思うと、こういう商売がなくなることはないのかなぁとまたまた凹みます。
2005-12-23 Fri 00:56 | URL | ミチ #0eCMEFRs[ 編集]
TBありがとうございます! この手の映画、比較的空きなんです。後味の悪さは、『亀も空を飛ぶ』ほどじゃなかった…(無力感)。それというのも、この監督さんの手腕かな? ニコラス・ケイジのキャラクターかもしれません。ひたすら「不気味」な現実なのですね。ごく普通の人には、全く「手だて」がありませんね。日本が、戦争していなくて、本当によかったと思いました。
2005-12-23 Fri 01:25 | URL | あかん隊 #t50BOgd.[ 編集]
はじめまして。
>観た後は、ちょっと凹んだ
凹まない人はどこかヘンじゃないかしら?なんて思ったりします。
こういったことに反応できると言うだけで、平和ボケ日本だけど、まだもう少しは大丈夫、そんな感じがします。
2005-12-23 Fri 16:03 | URL | たいむ #-[ 編集]

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