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日々のこと、映画、旅の感想・思い出などを書き書きします  by さぶろー

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ヒトラー~最期の12日間~

saigono12kan

観終わっての印象は、淡々としている、というものだ。
戦闘シーンも多いが、あくまで絶望をもたらす存在としてである。だからアクション的要素はない。当たり前だが…。
とにかく俳優たちの存在感が素晴らしい。主演を張ったブルーノ・ガンツ。容姿だけでなく、話し方が、本当にヒトラーっぽい。秘書役のアレクサンドラ・マリア・ララも良かった。マジ綺麗だよこの人。なんかドイツ人女性のイメージが変わるな~と思っていたら、この人ルーマニア人だった。実は主演のガンツもイタリア&スイスのハーフであり、ドイツ人ではない。この映画の看板二人が外国人であるというのも面白い。考えてみれば、ヒトラーもオーストリア人であって、ドイツ人ではない。そんなところも、大陸ヨーロッパを感じさせる複雑さだ。

日本でも、戦争を題材にした映画がたくさん作られてきた。大部分がクソ映画である。ドラマも然り。
低予算だからとか、理由になってない。人物描写も含めた、細かい詰めが出来ていないからである。時代考証にしたって、髪型ひとつ再現する気がないのに、何が出来るのだろうか?頭をボーズにするのに、予算がいくら掛かるというのだろうか。はっきり言って海外の監督が描く日本人の方がリアルであることが最近多い。もちろん、変な描かれ方もする。それは日本人が「外国人」だから。逆に外国人だから、客観的に描ける面もある。

話が脱線してしまった。
髪型の話を出したが、この映画で感心したのが、ヒムラーの髪型(下の写真は本物)。
him
頭頂部の髪は長く残して、側頭部とか後頭部は剃ってる感じの髪型。現代の感覚からいえば、かなり恥ずかしい髪型である。たぶん友達とかから「ぷっ」とか言われたであろう。でも、この髪型+ヒゲ+眼鏡によって、一発でヒムラーと分かるのである。「役者魂」である。日本人俳優が同じ髪型しろって言われてやるだろうか?坊主にすらしなかった俳優たちが。
あとは、戦火を逃げ惑う人々のやつれ方とか、服装のヨレヨレ感など、日本の映画に欠けているこだわりが、この映画では感じることができる。
ストーリーに関しては、一般に観客が期待するドラマ性はやや希薄か。冒頭に書いたように、淡々としているからである。それによって、原題が意味するところの「没落」とか「崩壊」というテーマが際立っていると思う。その乾燥して、埃っぽい雰囲気が。

kantoku
監督のオリヴァー・ヒルシュビーゲル。この作品を制作することは家族に反対されたそうである。現に公開時ヨーロッパでは賛否両論の嵐。

ganz
ヒトラー役のガンツ。映画の中のヒトラーとはかけ離れた優しそうなおじさんって感じだ。

h2shupe
左はエヴァ役のユリアーネ・ケーラー。右はシュペーア役のハイノ・フェルヒ

keirei
「ハイル・マイン・フューラー!!」

tomaskure
あと、トーマス・クレッチマンも出てました。この人、「戦場のピアニスト」以来、軍人役がめっちゃ多い気がする。「戦場のピアニスト」見た後、印象深かったので、調べたけど、元東ドイツの水泳選手で亡命経験のある人。う~ん、端正な顔立ちがかっこいい
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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