よーそろー

日々のこと、映画、旅の感想・思い出などを書き書きします  by さぶろー

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チームアメリカ★ワールドポリス

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すごいおバカ映画だ。しかも、人形劇のクセにR-18! 18禁ですよ。

出会いは、近所のレンタルビデオ店のTVでこの映画の宣伝を流していた。
最初、「あ、サンダーバードやってるな」程度にしか思っていなかったが、最後に映画のタイトルが…。チームアメリカ…ワールドポリス…。
皮肉たっぷりのタイトルにものすごく興味をそそられた。
ネットで調べ、こりゃ観ねばと思う。

そして今日DVD借りた。

思いっきり人を食った大バカ映画。有名人総動員のハリウッド映画(?)。
監督はハリウッドが死ぬほど嫌いらしく、こき下ろすのがこの映画の目的(?)である。
マイケル・ムーアやマッド・デオモン(こいつ扱いヒドイ)をはじめとする、アメリカ映画界の有名人が多数登場(人形で)。しかも敵役である。内容も過激で、制作者たちは訴えられないのだろうか?実際、ショーン・ペンはキレたらしいが(笑)

主人公たちは「世界警察」を自称する「チーム・アメリカ」。

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「イスラムの友よ。テロ退治に来ました」

おバカなストーリーは、ハリウッド的な展開と、大仰で壮大な曲に乗せて進む。これだけで相当ウケる。特に、ゲロ吐くシーンは、超リアルな上にバカすぎて悶絶した。
観てると、さまざまな映画のシーンや、曲をパロってるのが分かる。

アメリカ人はすごい。こんなバカ映画に巨費を投じられるのだ。
特典ムービー観ると、すごい技術や人材を投入して、このバカ映画が作らされたことが分かる。CGを使わずにここまでやるとは…。

ただ、平和会議に出てるのは、某国皇室の方では…。

劇中挿入歌も秀逸。「America,Fuck Yeah!」や「Everone has AIDS」など、カッコイイおふざけソング満載。

この映画観てると、スラング詳しくなるよ。マジで。
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ロード・オブ・ウォー

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ニコラス・ケイジ主演の実在した武器商人をモデルにした映画。

テレビCMの「ランボーの銃ある?」「1,2,3全部あるよ」というセリフにかなりウケたので、てっきりブラックコメディ満載な、結構お気楽な映画かと思っていた。

めっちゃ後味悪し。

凄まじい社会派告発系ドキュメンタリー映画なんじゃないでしょうか。

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思えば嘘と縁の深い主人公。両親はユダヤ系と偽りアメリカに移住。なぜか親父は本当のユダヤ教徒に(笑)。

「タダでも食いたくない」料理人の弟・ヴィタリーともに武器の闇取引という綱渡りを始める。
天性の才能を発揮して大もうけするユーリー。インターポールの手が迫る度、機敏に法の抜け道を見つけるのが見どころだ。
憧れの女性も嘘を駆使して妻にした。
が、弟はヤク中に…。


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そのヤク中の弟を演じるジャレッド・レトがかなり良い。トム・クルーズ風のイケメンだ。

この映画の凄いところは救いがないところ。

ライバルの武器商人を殺すところとか、助けるかと思いきやズドン…。
家族愛に目覚めて、死の商人卒業かと思いきやリターン。
更正しかけた弟も結局闇取引の中で死なせる(いろいろ事情はあるが)。

主人公は結局欲望に負けてしまうというか、もはや本能の如く武器の闇取引に邁進する。
そして全てを失ってしまう。

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冷戦崩壊後の混沌とし世界を飛び回るユーリー。

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武器を横流しするロシア軍人(ちなみにユーリーの叔父さん。後で壮烈な爆死)


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ユーリーを追うインターポール。しかし、いつも法の壁の前に主人公を逮捕できない。

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アフリカの独裁者。
ジャイアンみたいなやつ。最悪なのは、こいつが一国の大統領であること…。AK乱射しながらオープンカーに乗って暴走する息子とともに大暴れ。

アフリカをはじめとする紛争地域で実際に起こっていることばかりなので、本当に考えさせられる映画だ。

ラストでは、一部の武器商人だけの問題でないことを告発。

米露英仏中という国連常任理事国が、最大の武器輸出国であり、グレーゾーンも含めた取引で膨大な利益をあげているのだ。

観た後は、ちょっと凹んだ。それだけ突きつけるものがある映画だ。

決して楽しい映画ではない。
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男たちの大和

話題の「男たちの大和/YAMATO」を映画館で観てきました。

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昼過ぎに映画か行ったけど、すげー人。13時台は満席。
同じく17日公開のニコラス・ケイジ主演の「ロード・オブ・ウォー」でも観ようかな、と思ったが、一緒に行った友達とジャンケンして、さぶろーが勝ったら「~大和」にすることにした。で、勝利。
邦画を映画館で観るのは勇気がいる。クソなハズレ映画だったらどうしよう…そんな不安な気持ちを胸に上映を待った。

しかし、そんな予想は完全に裏切られた。
素晴らしかった。普通に感動しちゃったよ。

キャストが良かった。ミスキャストがほとんどない。
最初、反町と獅童か…と思ってましたが、素晴らしい演技を見せてくれました。獅童ってアクが強いから、獅童には獅童しか演じられないかと思いきや、いい味出してました。

従来の日本の戦争映画にありがちな、押し着せな反戦メッセージが無いのが最大の評価ポイント。反戦を伝えようとするあまり、それを主人公たちの口から言わせてしまっていたところに、従来の日本映画の失敗が
あるように思う。

もちろん、この映画から反戦の意図は十分伝わる。主人公(だと自分は思う)の神尾は、家族も、恋人も失ってしまうのだ。
これは観てて辛い。

あと、明確な主人公がいないところ。
反町と獅童オンステージかと思いきや、決してそうではない。
現代とリンクしつつ物語が展開するせいもあるが、登場人物一人ひとりの性格や境遇がしっかり描かれていて、感情移入しやすく、泣かせるのだ。

若手の好演が非常に光ったと思う。つーか、これが無かったらこの映画の魅力は無かっただろう。
神尾克己特年兵を演じる松山ケンイチは、嫌味が無いので、素直に彼に同情できる。
妙子を演じる蒼井優も、個人的に結構好きなのでGood。

原作を読んでいないので分からないが、物語として非常に良くまとまっている。
戦前の貧しい農村出身者の悲哀など、当時の庶民の生活もしっかり描かれている。
父を戦争で失い、小さな田しか持たない母を持つ西哲也の存在が、本当に泣かせる。
こういう人って多かったんだろうな。

大々的な宣伝が行われた原寸大「大和」も、質感があって良かった。
ただ、艦橋の前までしかないので、大和を後ろから見るシーンはない。
だが、そんなことはどうでもいい。甲板が兵たちに埋め尽くされるシーンや、水葬のシーンはシビれた。

また、音楽もマッチしてて良い。長淵剛の曲はいつ挿入されるかと思っていたが、エンドロールで効果的にかかってた。あれは良い。みんな最後までしっかり観てくれる。

悲劇の舞台となる米軍艦載機との死闘だが、ひたすら同じような敵機襲撃シーンが続くが(しかもひたすらアップ)、日本映画としては、かなり良い方だと思う。

「日本は進歩を軽んじすぎた」の臼淵大尉。なんで長嶋一茂なんだよ~。もっと知的な人がやって欲しかった。って、一茂は俳優じゃないだろ、と思うのだが…。
あとは寺島しのぶ。あれはババア。別に良いけど。かなり老けて見えた。

興業収入的にも順調な滑り出しらしい。

制作発表も含め、角川春樹先生は脳内麻薬全開で結構ステキなことを言っていて大丈夫か?と思っていたが、いやはや素敵な映画をありがとうございます。さすがヤクでクリエイティブな人は違うぜ

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バンド・オブ・ブラザーズ

プライベート・ライアンの続編的な位置付けで制作されたテレビシリーズ。

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プライベート・ライアンのようなリアルな戦闘シーンを期待したが(もちろんそういうシーンもたくさん)、第一話の新兵教育の話が面白かった。
悪役(?)の教官の描き方が秀逸。新兵教育で秀でても、実戦訓練になるとダメダメ…っていう設定。うーむ…身につまされます。

まあ、第1話はスタンリー・キューブリックの「フルメタルジャケット」の前半みたいなノリで、結構お気楽に観られる。

さぶろー的見どころ①:輸送機に乗ってるとこ。猛烈な振動と騒音が伝わってきてリアル。映画の中の飛行機って静かな機内に描かれること多いが、実際はああいうガタピシいいまくるものだったんだろう。

さぶろー的見どころ②:「あいつユダヤ人なんだぜ~」みたいな発言した奴に、「俺もユダヤ人だ!」とか言って殴り合いになるシーン。無理やりな差別告発シーン挿入にスピルバーグ節を見た。

さぶろー的見どころ③:アメリカ出身ドイツ兵捕虜との交流。しっかし、ありゃ可哀想だ。あのアメ公許せねぇ。やっぱ殺る前って…。

全10話あるが、レンタル店には第1・2話収録のDVD第1巻しかなくて、3話以降はいつ観られることやら…。

しっかし、プライベート・ライアンが、その後の戦争映画に与えた影響ってすごいと思う。あれ以降、従来の手法では生ぬるいと思われるようになったというか、それまでの戦争映画が一気に陳腐化するくらいの衝撃があった。結果、戦争映画がグロくなった思うけど、むしろそれは良いことだと思う。




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モーターサイクル・ダイアリーズ

若き日のチェ・ゲバラが、友人と二人で南米大陸を縦断するロード・ムービー。

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観て良かった。自分が旅好きってこともあるけど、本当に良い映画だった。

南米の様々な気候・地形・文化・民族…。いろいろな人との出会い、トラブル、別れ。南米は懐が深いというか、変化に富んだ素晴らしい大地だと思わせてくれる。

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いろんな人に飯食わせてもらったり、泊めてもらったり…。さぶろーも、旅先では相当タダめしさせてもらったり、家に泊めさせてもらってるので、非常に共感できた。

旅の醍醐味が詰まった、とても美しい映画だ。そして、結構笑えるところもあり、考えさせるところもある。

後半は、ゲバラが革命に目覚める過程を描くために、社会矛盾の告発に時間を費やしている感があるが、そこまで露骨でないので安心。

とにかく、バイクはよくコケた。滑って、コケて、ぶつけて、落ちる。ちなみにタイトルが「モーターサイクル…」のくせに、物語の半分行く前にポンコツバイクは大破&廃車になっちまいます。

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印象に残ったセリフ
「こんなバイク捨てちまおう」
「君はアルゼンチンのセックス大使か」
「仕事を探して旅をしてるんじゃないの?」「いや、旅をするために旅をしている」
「私の小説の感想は?」「基本的にひどいですね。読むに耐えません。価値ある挑戦とは思いますが…」




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JUSTICE

行定勲監督のショート・ムービー。
妻夫木聡もこんな映画出るんだね。

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80年代のおバカ系B級映画を観てるみたいで面白かった。
たった15分の映画なんです。

語るのがアホらしい…そんな映画が好き。
そういう意味でこの映画はいいかも。

結局何が言いたいのか分からない下らなさ。
英語教師に問い詰められて、主人公が何を言うか、タイトルで分かる面映さ。

英語教師に中指を突き立てる生徒がウケた。

男なら、誰もが感じた悶々とした青春の一ページが描かれていた。

ちなみにWebテレビのGyaO(ギャオ)で視聴。便利な世の中になったものだ。
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ローレライ

フネ繋がりの話で…。「ローレライ」観た。rore.jpg

観たといっても斜め読みならぬ「斜め観」なんだけど…。いやぁ~つまんねぇ。つまらないどころじゃなくて萎え萎え。CGがショボいとか、別に大した問題じゃない。けど、マジつまらんかった。AV借りた方がよほどタメになる。

汗と垢にまみれ髭の伸びた男たちが、「ピコーン…」というソナー音の中、行き詰まる魚雷戦を繰り広げる骨太の潜水艦映画…ってことじゃないことは知ってた。大体のストーリーもネットで見た。

しかし…。「Uボート」などの潜水艦映画のイメージからは程遠い。地球外生命体のいる惑星と地球の距離の方がよっぽど近い。

「Uボート」からパクったと思われるシーンもいくつか。深度計のアップとか、急速潜航時に乗員が前部へダッシュしたりとか。まあ、このテの映画じゃ定番なんだけど。ただ、チャプターリストの『束の間の休息』。これ、「Uボート」のチャpyターリストからパクってますから。同映画のオリジナルサウンドトラック収録の『Heimkehr』という曲の邦訳も『束の間の休息』
ガンダムに設定が似てるとか言われてたが、俺ガンダム分からないんで、その辺のコメントは差し控えるけど、戦時中の潜水艦の指令所に完全メイクの現代風少女がいるのは変!マジでシュール。結局、この話は何だったのだろうか、と。
リアル追求の戦争映画ではない。かといってSFでもない。

しかし、パラレルワールドを構築するならば、当時の時代考証を優先すべきではないのか。チグハグな印象が、勿体無い。

船渠内で潜水艦を眺めるシーンとか、なかなかよく出来てると思うんだけどな。あと、シュルクーフみたいな潜水艦は嫌いなんで、その点でもマイナス。あんな鈍重そうなフネじゃソッコー撃沈だ。フィクションなんで、あんまり気にするつもりはないけど。
個人的に映画化してほしい潜水艦映画は、「深海の使者」だ。http://a36.blog34.fc2.com/blog-entry-14.html
日本から、厳戒下のインド洋~喜望峰~大西洋を突破して、フランス・ロリアン港を目指す。往復は、5隻中1隻しか成功しなかった大博打だ。襲い来る敵、さまざまな奇略、事故、洋上での会合など、ドラマチックな映画が出来ると思うんだが…。
年末の「男たちの大和」に期待。


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鬼が来た!

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2000年。中国映画。
日本公開時、高校生だった さぶろー。そのタイトルと、日本兵が写ったポスターから、80年代の「紅いコーリャン」みたいな反日系中国映画だと思って観る気も起こらなかった。しかし…。今思い起こすと、当時もなんだかんだで絶賛されてたのを覚えている。 
前書きが長くなってしまった。
自信を持っていえるのは、この映画は、間違いなく大傑作だということ。
作り手の手抜きのない熱意が伝わってくる映画なんて、そう滅多にめぐり合えるものではない。この映画には、それがある。
何度も繰り返し見てしまった。ストーリーに関しては、他のサイト等でも紹介されているから、ここでは省く。

すごいと思った点として、日本人の描き方。まずこれを第一に挙げよう。海外映画で出てくる日本人、ましてや日本兵である。どんなトンデモ日本人が出てくるか、戦々恐々だった。それは、良い意味で裏切られたのだった。見た目だけでなく、内面まで、当時の日本人(当時に限らず、今にも通じる)の精神性が、描かれているのだ。むしろ、ああいった描き方は、日本人では描けない。
具体的にいうと、「赤信号みんなで渡れば怖くない」的な精神性といえば良いだろうか。一般に道徳を重んじると自称する日本人だが、あくまで日本人という集団内であることが大きい。
「日本兵は規律正しかった」とか、逆に「三光作戦や南京大虐殺を行った残虐な集団」と両極端な論じられ方が多い。
当時の日本兵だって、普通の人間だ。しかも、大部分の兵士は、市井の生活を送ってきた徴集兵たち。
彼らは、当然優しい心を持っている。しかも、誰にでも暗く、残酷な側面を持っている。それがだ。
そんな人間描写は、日本映画では、特に軽視されがちだ。

そして、俳優たちの演技の素晴らしさ。よくもここまで…と思える素晴らしいキャスティングだ。無名(とまで言わないが)の役者を、どんどん起用してこんな映画が撮れたというのは、本当に素晴らしいことだ。(潜水艦映画の傑作『Uボート』にも同じことが言える』)
豪華なキャスト(演技力は疑問)ばかり並べれば良いと思ってる邦画界も見習ってほしい。
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花屋小三郎役の香川照之は、絶望・侮蔑・歓喜・悲哀・怒りといった人間の感情を、見事に演じきっているし、なにより、小隊長・酒塚猪吉役の澤田謙也がすごい。こんな威圧感のある陸軍将校を映画で観たことがない。マジで怖い。完全に帝国陸軍軍人。
中国人たちの描写も秀逸。
突然現れた日本兵・花屋と通訳・トンの出現にパニックになる村人たち。
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前半は、コメディーです。コメディー。主人公のマーや、長老、一太刀のリュウじいさんなど、いかにも中国人って感じでいい味を出してる。日本の占領下には「日本人は兄弟♪」とか歌ってる唄歌いが、終戦後国民党軍が入ってきたら、抗日の唄を歌ってたり(笑)
ラストは、衝撃的だった。まあ、一回観たぐらいでは、良く分からないところが多かった。
難点を挙げれば、セリフが早口かつ、聞き取りにくく、何回か観て「あ、そーゆーことか」なんてことも。
何かと話題になるどんでん返しの展開ですが、村の焼き討ちに関しては、決して理由の無い虐殺でないことも理解できる。実際、大陸で行われた虐殺行為ってのは、こういうパターンが多かったんだろうな、と思えるのだ。
隊長は、部下が監禁されたいた村の村人たちと宴を開く。彼らは笑ってる。実際部下を監禁していたマーという男は、誰かを呼びに…。日本軍の隊長は「あいつ、武装した奴らを呼びに行ったんだろう?銃は何丁だ?え?」と尋問するが、村人は笑いながら「身重のかーちゃんのとこだよ。ビビんなよ。へへへ。酒でも飲めや」とノリノリ。まあ、こんな齟齬から、修羅場になるんですが…。え?ネタバレ?すいません。
よーするに何が言いたいかっていうと、人は恐怖にかられると、とことん残酷になれるということ。ここにも「鬼」が潜んでいたわけだ。

あとすごいなのは、日本の映画じゃ出来ないようなセリフ。
今じゃ差別語のオンパレード。何度「支那畜生」と言ったことか。

今の日本映画はガンジガラメ?自由な表現って何?って考えてしまう。
ちなみに、この映画、中国じゃ上映禁止らしいっす。情けない中国人がたくさん出てるから?

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ヒトラー~最期の12日間~

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観終わっての印象は、淡々としている、というものだ。
戦闘シーンも多いが、あくまで絶望をもたらす存在としてである。だからアクション的要素はない。当たり前だが…。
とにかく俳優たちの存在感が素晴らしい。主演を張ったブルーノ・ガンツ。容姿だけでなく、話し方が、本当にヒトラーっぽい。秘書役のアレクサンドラ・マリア・ララも良かった。マジ綺麗だよこの人。なんかドイツ人女性のイメージが変わるな~と思っていたら、この人ルーマニア人だった。実は主演のガンツもイタリア&スイスのハーフであり、ドイツ人ではない。この映画の看板二人が外国人であるというのも面白い。考えてみれば、ヒトラーもオーストリア人であって、ドイツ人ではない。そんなところも、大陸ヨーロッパを感じさせる複雑さだ。

日本でも、戦争を題材にした映画がたくさん作られてきた。大部分がクソ映画である。ドラマも然り。
低予算だからとか、理由になってない。人物描写も含めた、細かい詰めが出来ていないからである。時代考証にしたって、髪型ひとつ再現する気がないのに、何が出来るのだろうか?頭をボーズにするのに、予算がいくら掛かるというのだろうか。はっきり言って海外の監督が描く日本人の方がリアルであることが最近多い。もちろん、変な描かれ方もする。それは日本人が「外国人」だから。逆に外国人だから、客観的に描ける面もある。

話が脱線してしまった。
髪型の話を出したが、この映画で感心したのが、ヒムラーの髪型(下の写真は本物)。
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頭頂部の髪は長く残して、側頭部とか後頭部は剃ってる感じの髪型。現代の感覚からいえば、かなり恥ずかしい髪型である。たぶん友達とかから「ぷっ」とか言われたであろう。でも、この髪型+ヒゲ+眼鏡によって、一発でヒムラーと分かるのである。「役者魂」である。日本人俳優が同じ髪型しろって言われてやるだろうか?坊主にすらしなかった俳優たちが。
あとは、戦火を逃げ惑う人々のやつれ方とか、服装のヨレヨレ感など、日本の映画に欠けているこだわりが、この映画では感じることができる。
ストーリーに関しては、一般に観客が期待するドラマ性はやや希薄か。冒頭に書いたように、淡々としているからである。それによって、原題が意味するところの「没落」とか「崩壊」というテーマが際立っていると思う。その乾燥して、埃っぽい雰囲気が。

kantoku
監督のオリヴァー・ヒルシュビーゲル。この作品を制作することは家族に反対されたそうである。現に公開時ヨーロッパでは賛否両論の嵐。

ganz
ヒトラー役のガンツ。映画の中のヒトラーとはかけ離れた優しそうなおじさんって感じだ。

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左はエヴァ役のユリアーネ・ケーラー。右はシュペーア役のハイノ・フェルヒ

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「ハイル・マイン・フューラー!!」

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あと、トーマス・クレッチマンも出てました。この人、「戦場のピアニスト」以来、軍人役がめっちゃ多い気がする。「戦場のピアニスト」見た後、印象深かったので、調べたけど、元東ドイツの水泳選手で亡命経験のある人。う~ん、端正な顔立ちがかっこいい

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9000マイルの約束

9000mile

ソ連の収容所を脱走してドイツまで歩いて帰った人のハナシ。
なんか実話らしい。
映像がきれいです。あと、道行く人(?)つーかいろんな民族が彼を助けてくれます。良い人も悪い人も…。
ラストは爽やかな感動を呼ぶでしょう。
しかし…あの収容所の所長は何でしょ?銭形警部か??
特に国境の橋のシーン。鬼ごっこじゃないんだからさ…。

とりあえずお勧めです。ドイツ映画はいい。
追記:日本人にとって、この映画って特別なもんじゃないか、って思った。同じ敗戦国として、戦後シベリアに強制連行&抑留された日本人は数知れない。実はじっちゃんも満州にいて、ソ連が侵攻する前に転属になって助かったが、部隊はソ連との戦闘で全滅か、生き残ってもシベリアに連れて行かれたらしい。望郷の念を抱いたまま、酷寒の大地に斃れていった男たちがいることを思うとき、この映画にまた新しい味わい方が生まれるんじゃないだろうか。この映画を観るとき、当時、全く同じ境遇の日本人がいたことを、思い出しながら鑑賞することをお奨めします。

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